UGGが世界的ブランドになった理由

UGGが世界的ブランドになった理由

UGGといえばおしゃれなムートンブーツで高価なファッションブランドのひとつという認識が強いと思います。実際にUGGが使う素材を考えると効果になってしまうのもわかりますが、これだけ世界的にUGGのムートンブーツが流行った理由と、発売後ファッションとして取り入れてもらうための戦略がありました。それが見事成功しことによって、ファッションの定番として定着し、今もなお存在感が薄れていないのです。

ではUGGが成功した理由は何なのでしょうか。

UGGは羊毛刈り労働者の防寒ブーツだった

UGGは実はこのブランドだけのものではなく、このような形でオーストラリアでは複数の会社がUGGに似た名前でムートンブーツを販売しています。実際それによって商標権争いが続いていますが、元々はオーストラリアの羊毛刈りする労働者の脚冷え対策用ブーツでした。それだけ保温性と保湿性が高いムートンを使ったもので、ファッションではなく実用の高い作業用ブーツであったことはあまり知られていません。ただの防寒用のブーツというイメージが強いのではないでしょうか。

元々は第一次大戦の時に、パイロットの脚冷えを避けるためにこのムートンブーツが膝丈まで伸ばされた長靴のように作られ。その時の愛称が『フライングアグ』と呼ばれていたことから、同じような防寒性の高いムートンブーツとして、UGGのほかにUGS、UGGS、UGHSといった呼称で羊毛刈りに使われるようになったのだとか。

その後1930年以降、アグブーツを専門に作る店やメーカーが出てきて、ようやくムートンブーツの原型ができてきます。

サーファーたちが冬場の海で履いていたムートンブーツ

ファッションとしてムートンブーツが根付いた理由は、元々オーストラリアのサーファーたちが冬場の海から上がるとムートンブーツを履いていたことが始まりです。このムートンブーツを見本市で見たデッカーズアウトドアか゜゛後にUGGを買収して成功を収めるのです。元々セレブ志向で全世界に売り出すようなものではなく、UGGの良さを見抜き、その後のプロモーションはどのようにしてセレブの支持を得るようになったのでしょうか。

ブランドを再構築し、ヴォーグに広告を出す

買収前のUGGはどこにでも売っているムートンブーツでした。これをよりブランド化してさらにターゲットを絞ることによって強い支持を得られるブランドとして作りなおす必要がありました。

デザインも修正し、女性ターゲットで高価格帯のお店にのみ出し、ヴォーグにだけは広告を出し続けました。しかしなかなか売上はうなぎのぼりにはなりませんでした。

そんなときテレビでタレントがUGGをお気に入り商品として紹介することでセレブの間で一気に火がついたのでした。やはり火付け役はセレブなのです。それからというもの、セレブがこぞって履き始め、ティーンエイジャーは常夏のカリフォルニアでムートンブーツを履くことになります。

さらに品切れが続くことでオークションサイトでは定価の数倍の価格で売られるという減少まで起こります。ここでUGGのブームがピークになります。

UGGの人気が落ちない理由

ほとんどのブームはある程度盛り上がると別のブームに入れ替わりますが、UGGの場合は未だに人気が衰えません。その理由としては、ファッションの中でも靴はある程度お金を出してもよいものであり、洋服などと違い、毎日着回すようなものではないのでたくさん買う必要が無いので少し暗い高くても買うのだそうです。

しかもUGGはサンダルのようにしてラクに履いて外出できることが特徴です。

UGGは高く、簡単に買うことが出来ない価格でもあります。それでもセレブが履いているのを見ると若者も同じようなものが欲しくなる。そしてステータスとして履くのがUGGです。しかもそれが履きやすいということであれば無理して履くこともなく、気軽にファッションアイテムとして取り入れることができる。

日本でもブームがおきて偽物などが出まわったりしていました。一時期多くの女性がUGGを履き、男性もUGGを履くこともありますよね。それだけ高価格帯のステータスシンボルとして世界に浸透してしまいました。またこれがボロボロになってしまっても、その時にまたUGGブームが来るのが不思議ですがそれがファッションというものだとファッション工科大学の教授は話します。まだまだUGGの人気が消えることはないでしょう。