アメリカザリガニの味と食べ方

アメリカザリガニの味と食べ方

アメリカザリガニは子供の頃タコ糸で釣り上げて遊んだ記憶や、学校などで水槽に入れて飼っていた記憶があると思います。と同時に、かなりドブ臭いというイメージも記憶に残っているはずです。

そのアメリカザリガニを食べるという運動が始まっており、現在アメリカザリガニをみんなで釣ってみんなで食べているイベントが定期的に行われています。ではアメリカザリガニの味はどうなんでしょうか。また調理方法は?

アメリカザリガニは茹でればOK

ザリガニは尻尾を取って、黒い背わたをとり、あとは茹でれば殻が真っ赤になるので火が通ったらそれだけで食べることができます。ただ茹でるだけでも臭みなど取れるので調理は簡単です。茹でた後はそのまま食べるのも良いですし、パスタなどの調理に加えてもOKです。

ただし溝からとってきたザリガニを食べる気にならないときは、臭みをとる方法があるので試してみてください。

アメリカザリガニの臭みをとる方法

まずは捕まえてきたザリガニはドブの中の物を食べているため基本的には臭いです。バケツなどに入れて水道水を入れて24時間放置しましょう。その時、水をたくさん入れて、水が循環しているほうが理想的です。水の臭みがなければドロを吐いているので食べやすくなっているでしょう。

またさらに臭みが気になるようでしたら、料理酒、ワイン、日本酒などに10分ほど生きたまま浸けておくのも良いでしょう。ザリガニはかなり丈夫でどこでも生きていくことができるので、水道水だろうが料理酒だろうが死ぬことはまずありません。

欧米ではザリガニは一般的な食べ物

欧米ではザリガニは一般的な食べ物としてエビやカニと同様に食べられています。味は甲殻類なのでエビやカニと同じです。ですから言われなければ美味しい甲殻類として食べてもわからない場合もあります。

さらに最近中国でもアメリカザリガニを食べる文化が定着し、アメリカザリガニを出す料理店がマクドナルドの店舗数を超えたなどという話題が出るほど、急激にアメリカザリガニを食べる文化が広がっています。

現在中国では欧米と同様にザリガニの養殖が進んでいて、レストランで仕入れているのは養殖のザリガニが多くなっています。夏に最も出荷数が多くなるとされ、ビールを飲みながら食べる代表的な食材となり定着しています。

アメリカザリガニの寄生虫対策

アメリカザリガニは生で食べないのが基本です。アメリカザリガニには肺吸虫という寄生虫がいることがあるからです。中国で売られていたアメリカザリガニを調べたところ、3匹中2匹に肺吸虫がいたことがわかりました。

肺吸虫が人間の体内に入ると咳がでて血の混ざった痰が出るようになります。肺に水が溜まったりして肺が苦しくなったりします。この症状は結核にも似ているため、ザリガニやサワガニなどを食べたことがあれば肺吸虫が寄生した可能性が高くなります。

病院で薬を飲めば治りますので、もしアメリカザリガニを食べて肺に違和感が感じられたらすぐに病院にいくようにしましょう。

また、肺吸虫対策のために必ず火を通してから食べるようにしましょう。

アメリカザリガニは外来種

アメリカザリガニを食べる、という発想はまだ日本にはあまり馴染んでいませんが、大学などが外来種が増えてしまうことから、その駆除として食べてしまうというプロジェクトは10年以上前から行っています。

日本には生態系を崩してしまう外来種が多いわけですが、アメリカザリガニは味も美味しいですし、皆で楽しみながら釣って調理ができるということで定期的にアメリカザリガニ駆除と調理のイベントが開かれているそうです。ここでは調理の仕方や食べ方などを教えてくれるので楽です。

これだけの駆除程度では生命力の強いアメリカザリガニは絶滅することはまずありえないのですが、少しずつ外来種駆除をやっていかないと日本の生態系が崩れてしまうため、食べても食べても減らないでしょう。そして、ザリガニが生息している場所は、山の中のキレイな沢などではなく、汚いドブであることも食用として難しい部分があります。

最初に書いたように、アメリカザリガニを釣ってきて食べる場合はしっかりとドブ臭さを抜いてあげることと、十分加熱して食べるように。また、その場所が農薬や汚水を流しいる場所でないことを確認して釣るようにしましょう。