不眠症で出される睡眠薬と鬱病の薬

不眠症で出される睡眠薬と鬱病の薬

不眠症は、基本的に精神的な部分から脳に変化がでてきているものが多く、うつ病なども同時に出ている可能性が高いです。また不安感から不眠になっていることが多いため、夜なかなか眠れないという場合に睡眠薬だけでなく、抗不安薬が同時に出されていることもあります。

基本的には医師から説明がありますし、最近の薬剤師は処方箋を貰うときに薬自体の説明や体調面のヒアリングなども行うことが多くなってきたので、自分が処方された薬がどんなものなのかを理解しやすくなっています。しかし実際自分が処方された薬をネットで調べてみたらただの睡眠薬ではなかったけど飲んでいいものか・・・と悩む人がいるのも事実です。

ではなぜそんな薬を処方してきたのか、この点について解説します。

睡眠導入剤だけ処方された

基本的に睡眠導入剤だけ処方される場合は、毎晩寝付けない程度のまだかなり軽度な睡眠障害の方に処方されます。夜眠れなかったら、とりあえず睡眠導入剤を飲み、3時間程度はぐっすりと眠れます。睡眠時間としてこれくらい深い睡眠がとれれば、あとは浅い睡眠だったとしても熟睡度は相当あがります。

そして寝付けない、というイライラが解消されるので、数日間続けていくと眠るときのストレスが軽減されて徐々に生活リズムを取り戻していくことが可能です。ただし、慣れてきて睡眠導入剤を飲まなくてもそれが維持できるかというとそれは難しく、昼間の活動レベルを上げて疲労感を高めたり、寝る前のテレビやスマホを控えるなどの体内時計を整えることも重要です。

抗不安薬を処方された

睡眠薬かと思って処方された薬をネットで調べてみたら、うつ病などに処方される抗不安薬などの薬だったことがわかって不安になった、という方はかなりいるようです。実際不眠症というのはどこかしら不安を持っているから起こることです。

よく言われる体内時計が・・・などのレベルではありません。寝る前にしっかり風呂に入って、テレビやスマホ、パソコンを見ないで就寝に備えたとしても眠るのは無理です。根本原因が精神面からくるものだからです。

多くの場合、うつ病の予備軍もしくはうつ病になっている、不安障害を持っているなど、精神面から不眠症になっていることが多く、頑張ってもなかなか眠れません。このときに抗不安薬の働きで心を落ち着けます。また、抗不安薬には睡眠導入剤と同様の働きがあるものもあるため、このままゆっくりと入眠することが可能です。

抗不安薬を怖がる必要はない

睡眠導入剤、睡眠薬と同じように、抗不安薬を怖がる必要はありません。すでに多くの人達が服薬していて、しかも臨床データが豊富にあるものばかり。さらにはジェネリックがたくさん出ているため、それほど安心して使える安定した薬であることがわかります。

睡眠という体に影響を与える薬だからこそ、中身が気になってしまうし、精神的な部分に作用する薬は怖さもあると思いますが、余程大量にいろいろな種類の薬をブレンドして処方されていない限り、基本的に薬を怖がる必要はありません。複数出される場合は、睡眠導入剤等ではないですが、胃荒れを防ぐための胃薬が同時に処方されるなどがあります。

睡眠導入剤や抗不安薬というものが一時的に軽度の睡眠障害、不眠症を軽減してくれ、元のストレスのない生活に近づけてくれると考えて、医師の言うとおりに飲んでくださいね。不眠によるストレスは意外にもかなり大きく、それが解消されるだけでストレスがほとんど軽減されることもあります。