うつ病でイライラする原因と対処法

うつ病でイライラする原因と対処法

うつ病の人がイライラしている場合、色々な原因が考えられますが、イライラという性質の根本を考えて薬ではない対処法をとることも有効だと考えられています。いくつかの精神疾患の中でも共通して苛立ってしまう症状はあるため、医師とも相談しながらイライラの対処法を考えてみましょう。

うつ病におけるイライラとはどのような状況なのか

怒りっぽくなるイライラという症状の原因は、第三者にはわからない何らかのストレスを抱えていることがほとんどです。それが物理的なストレスだったり、思い込みによってストレスが感じられるなど人それぞれですが、基本的にストレスがかかっているからイライラしてしまいます。

また、ストレスが直接イライラさせることと、ストレスを抱えてしまう理由が納得できずにストレスが増大してイライラすることもあります。これはうつ病患者以外にもよくあることです。

怒りのエネルギーがある場合はうつ状態ではない

鬱というのは気力がなくなったりしてしまう状態を言います。鬱になるとやる気が出なくなって、ずっと横になってしまいます。風呂にも入ることはなく、食事もほとんどとらないで寝ているしかできなくなります。

しかしイライラして爆発する気持ちがある場合、この鬱という症状ではありません。躁鬱などの躁状態も似たようなものかもしれません。躁鬱はテンションの上がりすぎる躁状態とテンションが下がる鬱状態が繰り返される精神疾患です。躁状態と区別されているわけですから、鬱は下に下がった状態なのです。

イライラを少しでも解消する

イライラしていて、言動がきつくなったり、他人に危害を加えるということは精神的なエネルギーが非常に強くなった状態です。これをできるだけ抑えようとすると溜め込みすぎて爆発することもあります。基本的にイライラしているときにうつ病と同様にゆっくりと心身ともに休ませる、というのは逆効果であり、休んだところで気に食わないイライラに対するフラストレーションがどんどん高まっていきます。

うつ病と診断されてイライラしている時期があれば、そのとき寝こむのは得策ではない場合があるのです。

うつ病患者自身がエネルギーが有り余っていることを自覚する

イライラしている状態はエネルギーを発散する必要があります。例えばうつ病で自宅療養している場合、ほとんどは家で過ごすことが多いですが、ずっと引きこもっていてはイライラはどうやっても解消できません。剃り場合は家族に暴力を振るったり家の中の物に八つ当たりします。

ですから、まずは本人にイライラのエネルギーが有り余っていることを知らせ、その上でスポーツや仕事、外出をして発散させる必要があります。ただし闇雲に何かをさせるのもストレスになります。これは健常者も同じです。何かしたいと思うことをおもいっきりやらせてあげるのが良いでしょう。

うつ病患者とその家族もイライラは鬱のせいと理解する

うつ病患者本人がイライラは欝のせいだから、気にしすぎなくて良い、発散させていこうと言うのは簡単です。しかしそれを言い聞かせている家族本人が自分に理解させるのは難しいでしょう。実際に鬱だから仕方ないと思える限界があります。頭ではわかっていても感情面ではどうやっても理解できません。

人間は自分に好意を持っていれば同じく好意をもって接することができますが、悪意を向けられたりないがしろにされたりすれば当然嫌いになっていきます。多くのうつ病患者の家族が同じ悩みを抱えています。特に夫婦関係の場合は他人なので嫌いになってしまうことも多いでしょう。

まずは精神科に通院し、適切な治療を進めながら、躁鬱のような症状を理解しましょう。ただ我慢することが理解ではありませんが、相当な我慢が必要になることは覚悟しておく必要があります。帰宅すればうつ病の家族がいる、というだけでも相当なストレスになっている人も少なく無いと思います。

長期的、一生の治療が続く可能性が非常高いため、うつ病患者本人・家族全員で取り組んでいきましょう。